進路career course

近年の就職/進学情報

就職・進学の状況

長い伝統と培った信用により極めて高い就職率を維持しています。就職では、給食関係会社の栄養士、病院栄養士、保育所の栄養士など『栄養士免許』を生かす道があります。また、本学科で学んだ専門知識を生かして、食品メーカーや薬品メーカーなどで品質管理や研究開発のアシスタントの道もあります。専門分野にこだわらず、幅広いさまざまな業種の一般事務として就職する道もあります。

その他、近年、増加傾向にありますが、岐阜大学応用生物科学部などに編入学する学生や、管理栄養士養成課程をもつ大学の3年次へ編入学する学生など進学の道も拓かれています。

卒業生の進路

卒業年度 2019年度 2020年度 2021年度
栄養士 38.6%(22名) 54.7%(29名) 62.0%(31名)
食品・医薬品 21.1%(12名) 17.0%(9名) 8.0%(4名)
事務職・その他 29.8%(17名) 22.6%(12名) 14.0%(7名)
進学・編入学 10.5%(6名) 5.7%(3名) 16.0%(8名)

※近年、栄養士での就職が増加しています。

主な就職・進路先

栄養士

愛生病院、アイグラン、池内福祉会、犬山病院、魚国総本社、エームサービス、おおのレディースクリニック、介護老人保健施設気比の杜、京都社会福祉協会、こども園いしはら、さとうファミリークリニック、しんぽ保育園、児童養護施設樹心寮、JALロイヤルケータリング、月かげ保育園、トーカイフーズ、日清医療食品、日本海給食、日本ゼネラルフード、花林レディースクリニック、富士産業、藤田医科大学病院、メフォス、養南病院、わかくさ保育園

食品・医薬品

アピ、井桁堂、カネ美食品、かりや愛知中央生活協同組合、小林薬品工業、ジーケーエス、瀬戸内しまなみリーディング、タリーズコーヒージャパン、中部フーズ、トリドールジャパン、フレシュール、みの食製菓、ヤマザキビスケット、ヨシケイライフスタイル、ライスアイランド、レニエ、わかば農園

事務職・その他

愛知県警察、エスラインギフ、大垣共立銀行、大垣西濃信用金庫、太田病院・太田メディカルクリニック、岐阜県福祉事業団、岐阜トヨペット、航空自衛隊、コネクシオ、シーシーアイ株式会社、ジーユー、JAぎふ、JA信州諏訪、JA全農岐阜、スギ薬局、たんぽぽ薬局、中電興業、中山耳鼻咽喉科、日本ケイテム、日本トムソン、日本郵政、パナソニッククライフソリューションズ、阪神調剤ホールディング、MTK、六条メディカルモール

進学・編入学

石川県立大学、大阪府立大学、神奈川県立保健福祉大学、岐阜女子大学、岐阜大学、神戸学院大学、神戸女子大学、佐賀大学、至学館大学、島根大学、仁愛大学、信州大学、中部大学、東海学院大学、名古屋文理大学、山口県立大学、鈴木学園中央歯科衛生士専門学校、国際調理専門学校

卒業生からのメッセージ

2019年卒業・O.H.さん
藤田医科大学病院

食べることが大好きだった私は、小学生の頃、地域の食育マイスターとして指導してくださった管理栄養士さんのように、子ども達に楽しく食にかかわることを伝えていきたいと思い、管理栄養士を目指すようになりました。そして私が岐女短に進学することを決めた理由は、2年間で効率良く栄養士の資格を取得して、実務経験を積んだ後に管理栄養士の資格を取ろうと思ったためです。そのため卒業後の進路は、迷わず栄養士職を選びました。

私が現在勤めている病院の栄養士の主な業務は、納品、発注、在庫管理、調味料計量、調乳です。私は主に、調味料計量と調乳の業務を担当しています。総合病院のため、様々な食種に合わせた調味料の計量が必要です。最初は業務用の重い調味料を持って計量することが大変でしたが、少しずつ慣れてきました。調乳の業務は、NICUやGCUに入院している赤ちゃんのために、指示量の母乳やミルクの作成をして、赤ちゃんが無事に退院できるお手伝いをしています。

短期大学は2年間しかないので、栄養士の資格を取得するためには必須科目が多く、忙しいです。しかし、座学だけではなく少人数で行う実習や実験などもあるので、慣れてしまえば辛くないと思います。岐女短はきれいな校舎で快適に学習できる環境があるので、おすすめです。特に、図書館の自習スペースはレポート作成等でよく利用しました。授業で分からないところは友達や先生に聞き、理解を深めていました。また、サークルに所属すると、それが自分の経験として蓄えられますし、他学科の人とも仲良くなれ、色んな人と接することで自分の考えが広がるので、とてもおすすめです。皆さんも岐女短で素敵なキャンパスライフを送ってみませんか。

2018年卒業・U.K.さん
花林レディースクリニック

私は現在、栄養士として産婦人科で働いています。母のように食に携わりながら人の役に立つような仕事がしたいと思い、食物栄養学科に入学しました。短大の頃を思い返すと、私は勉強が得意ではありませんでしたが、実験や実習を少人数のグループで行うことで、積極的にディスカッションをして情報を共有し、分からないところをしっかり理解することができていたように感じます。いつも仲間と刺激し合いながら取り組んできました。

就職活動は、就職懇談会で卒業生からお話しを聞く機会があり、産婦人科で働く栄養士の存在を知りました。それを機に自分も目指したいと思うようになり、現在の職場へ見学に行った後、就職試験を受けました。

業務は調理がメインで、おやつや夜食、出産祝いのフレンチディナーも振る舞っています。栄養指導は、一ヶ月に数回、離乳食教室や妊婦さんを対象とした個別相談を行います。私自身、妊娠・出産を経験したことがない為、指導するにあたって戸惑う部分も多くありますが、情報収集をしながら日々奮闘しています。妊娠・授乳期の食生活は、母体だけでなく赤ちゃんの命や成長に関わり重要です。そのためお母さんが安心安全な出産や子育てができるように、栄養士として食の面から全力でサポートすることを心がけています。妊娠・出産という素晴らしい経験を間近で感じ、お母さんと赤ちゃんの両方に寄り添うことができる今の仕事に、誇りとやりがいを感じています。

仲間と切磋琢磨して学んだ岐女短での2年間は、私にとって有意義な時間でした。栄養士として産婦人科で働けている今の私があるのは、短大時代の仲間や先生の存在が欠かせませんでした。そんな素敵な出会いがあることが、岐女短食物栄養学科の魅力の一つだと感じています。是非、魅力ある食物栄養学科での生活を楽しんでください。

2016年卒業・F.T.さん
富山市役所

私は、岐女短での年齢や病態ごとの栄養指導や栄養管理等の学びを通して、将来の身体をつくる幼い頃からの食育の大切さを感じ、子どもたちに携わった仕事に就きたいという思いが強くなりました。そのため、管理栄養士に加え、栄養教諭一種免許が取得できる四年制大学の三年次編入学することを決めました。編入先では無事に二つの免許を取得し、卒業後は岐阜県の学校栄養職員を二年間経験しました。短大から編入する際、編入後に進路選択を相談した際にも、岐女短の先生方は、自分が決めた道を応援してくださり、親身にサポートしてくださいました。
現在は、地元の市役所の管理栄養士として勤めています。学校給食を担当する課に配属となり、これまでの経験も生かしながら、安全安心な給食を提供するために必要な環境を整える業務をしています。行政の管理栄養士は、配属先によって業務内容が異なるため、一管理栄養士としてスキルアップしていきたいと思っています。
みなさんも興味のあることを大切に、思い切っていろいろなことに挑戦をしてみてください。将来へ一歩踏み出されることを応援しています。