カリキュラムcurriculum

カリキュラムの概要

国際コミュニケーション学科では、グローバルな視点をもって他者を理解し、互いを思いやる心を育みます。コミュニケーションの技能を駆使して周囲と協働するとともに、よりよい地域社会づくりのために、自ら課題を見つけて解決するための能力を高める教育を行います。

教養教育科目では、分野を問わず広く人間生活を営むために必要な基礎的科目を用意しています。
専門教育科目では、領域共通科目と領域ごとの専門科目に分かれています。
領域共通科目は、現代社会、文化交流、英語、東アジアの4領域にまたがる、社会・文化・言語・情報などの地域社会に根ざした多様な内容を、広く深く理解するための科目群です。領域ごとの専門科目は、領域共通科目の学びの成果を基盤に、選択した特定の領域についてさらに深く学ぶだけでなく、興味に応じて他領域の科目を履修することもできます。

カリキュラムのポイント

  • グローバルな視点に立った4つの領域から、地域社会に根ざした多様な学びを選べ、組み合わせることが可能
  • 社会生活などに役立つ、情報関連の知識や技術を身につけることができる
  • 私たちを取り巻く現代社会のさまざまな状況に目を向け、自ら課題を見つけて解決する力を磨くことができる
  • 英語、中国語、韓国語のネイティブスピーカー教員による外国語授業で、コミュニケーション力UP!
  • 海外での文化交流だけでなく、日本国内の多文化共生に役立つ実践的な学びを体験できる

 

カリキュラムの詳細

現代社会領域

現代社会領域では、国際社会や地域社会のさまざまな課題に取り組むための知識や課題解決のための方法を学びます。

そのために、領域共通科目では、「グローバリゼーション論」、「サスティナブル社会論」、「多文化共生社会論」などをとおして、グローバルな視点を養いつつ、国際社会や地域社会の課題について学び、持続可能な社会について探求します。

さまざまな文化的背景を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取るための語学科目や、高度情報化社会に対応するための「情報・統計処理」や「AIプログラミング基礎」も学ぶことができます。専門教育科目では、「国際関係概論」、「国際協力論」、「地域振興論」、「現代企業事情」など、国際社会や地域社会の具体的な課題について、より専門的に学びます。

さらに、領域共通科目の「海外言語・文化演習」や「産業・地域振興人材研究」に参加し、学んだことを実践することができます。また、「地域実践演習」をとおして、地域社会の課題を探り、解決方法について探求していきます。

 

現代社会領域のカリキュラム

 

現代社会領域のカリキュラム

文化交流領域

現代は、世界各地の人々と交流する時代であり、さまざまな文化をもつ人々と協力して生きていく時代です。

文化交流領域では、世界各地、とりわけ欧米やアジアの人々が持つ文化を学び、その多様な価値観を尊重しながら、さまざまな文化的背景や価値観をもつ人々とのコミュニケーションの場で積極的に自らの役割を果たすことのできる人材の育成を目指します。

文化交流領域での専門教育科目には、大きく分けると「英語圏文化・社会」、「ヨーロッパ文化論」、「英語表象文化」などの【欧米の文化に関する授業】と、「アジア文化論」、「韓国文化論」、「中国文化受容論」、「文化交流論」、「異文化コミュニケーション」などの【アジアの文化に関する授業】があります。

これらの授業で文化や価値観の多様性を学び、それに加えて、共通領域や他領域での英語、中国語、韓国語、日本語の授業を受講することで、コミュニケーション力を養うことができます。

文化交流領域のカリキュラム

文化交流領域のカリキュラム

 

英語領域

国際化、多文化共生化する社会において、国際語としての英語は、国内外問わずますます重要になっています。英語領域では、実用英語カリキュラムを多数用意し、グローバル社会で通用する英語力の修得を目指します。

ネイティブ教員による「English Conversation」、映像教材を使った「メディアイングリッシュ」、文法・表現・英語エッセイの構成を学ぶ「ライティング」、多読と深い解釈で鍛える「リーディング」の4つの柱で「話す・聞く・書く・読む」の4技能をバランスよく学んでいきます。どの技能についても段階的にステップアップするよう科目が組まれ、無理なく実力がついていきます。

実用英語に加え、「英米文学」「英語コミュニケーション論」で英語の背景にある文化や英語という言語そのものについて学び、深い教養に裏打ちされた英語コミュニケーションスキルを養います。また、観光業界に欠かせない「観光英語」も学べます。

英語領域のカリキュラム

英語領域のカリキュラム

 

東アジア言語領域

東アジアの言語のうち、特に中国・韓国の運用能力、日本語の表現能力を磨き、仕事や社会生活のさまざまな場面で活かしたいと考える人のための領域です。

中国・韓国は隣国であり、これまでの長い歴史のなかで我が国と人的往来が最も多く、今後も互いの協力のもとで発展を目指していくことが望まれます。そのなかで私たちにできることは人同士のつながりの重視、互いを知るためのよりよいコミュニケーションです。そのための手段として、相手国の言語を学ぶことが重要です。さらに相手国との往来など観光の場で役立つ「観光中国語」や「観光韓国語」も学べます。

また外国人支援や多文化共生のための日本語科目として、「日本語教授基礎理論」で外国人に日本語を教えるために知っておくべき日本語のしくみを、「やさしい日本語(作文)」では日本在住の外国人とのコミュニケーションなどに役立つ表現方法を学びます。

東アジア言語領域のカリキュラム

東アジア言語領域のカリキュラム