- 2019年度参加学生 S. I.さん
- カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
私にとってこの海外英語演習への参加は語学力だけでなく、自分自身を変える大きなきっかけになりました。
以前の私は、英語力以外の面でもあまり自分に自信を持てる性格ではありませんでした。特に初めてのアメリカ生活の中での、異文化や英会話に対して少し不安がありました。しかし、現地ではたくさんの人がフレンドリーに話しかけてくれたり、多民族国家ということもあり英語が苦手でもそれを理解して会話してくれたりというところにとても驚きました。現地の大学の授業では、明るくユーモアある先生のおかげで、毎回楽しく英語やアメリカの文化について学ぶことができました。授業以外の活動で、一つの教室に多くの学生がグループを組んで話し合う「Conversation lab」という時間がありました。はじめはとても緊張して話しかけづらかったのですが、現地の学生が明るく話しかけてくれたり、楽しく会話を展開させてくれたりしました。その活動を通して、苦手な英語でも自分から話すことができるようになり、二週間生活している中で、気づけば自分から声をかけているようになっていました。
次に、私が最も印象に残っているホームステイについてお話します。
私のホストファミリーはホストマザー一人の家庭でした。彼女は私(とホームステイペアの子)が行きたい場所や食べたい物を叶えるために様々なところに連れて行ってくれました。現地のおすすめのレストランや、日の入りが綺麗な眺めのビーチ、ハリウッドサインが見えるロサンゼルスのダウンタウンなどたくさんの場所に訪れ、食事やショッピングを楽しむことができました。彼女はアメリカの文化や習慣、歴史などについて私にたくさんのことを教えてくれました。学校の行き帰りの移動中や、食事中、寝る前などに彼女と会話をすることがとても楽しく、毎日積極的に話しかけていました。日本とアメリカの生活の違いやお互いの家族についてよく話していました。特に、彼女と進路の話をしていた際、彼女は私の”客室乗務員になりたい”という夢を強く後押ししてくれました。
岐女短を卒業した今でも、彼女と連絡をよく取り合っています。私にとって第二の家族であり、必ずまた会いに行くつもりです。
この海外英語演習を通して、英語力を鍛え、異文化に対する視野も広めることができました。英語力に自信がなくても、自分からどんどん話しかけていいんだ!ということをアメリカで学びました。私は現在、編入して外国語系学部の大学にいます。この演習を機に、今では誰に対しても自分から”Hi!”と声をかけ会話を楽しんでいます。