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交換留学制度

交換留学プログラムについて

 交換留学プログラムとは、本学と交換留学協定を結んでいる海外の大学との間で、留学生を相互に派遣し、受け入れる制度です。双方の学生は授業料を所属する大学に納めて、互いに入れ替わって相手大学で学びます。
 本学国際文化学科が交換留学協定を結んでいるのは中国遼寧省大連市にある大連大学と、吉林省長春市にある吉林外国語大学(旧吉林華橋外国語学院)、 それに韓国慶州市にある威徳大学です。 本学の学生はこれらの大学の留学生センター(大連大学国際文化交流センター、吉林外国語大学(旧吉林華橋外国語学院)国際交流院、威徳大学国際交流院)で、それぞれ中国語と韓国語を1年間学びます。他方、これらの大学の日本語学科の学生は本学に1年間もしくは半年間滞在し、本学学生と一緒に日本語で授業を受けます。相手大学で単位を取得すると、本学の中国語または韓国語の単位として認定されます。ただ本学科は語学を専門とする学科ではないので、1年間留学をすると、2年間だけで卒業することはできません。留学期間1年間を含めて、3年間かけて卒業します。
 なお、募集人員は、大連大学…2名、吉林外国語大学(旧吉林華橋外国語学院)…若干名、威徳大学…3名です。個人で留学する場合には、留学先を見つけて、留学の手続きを自らする必要がありますが、このプログラムで留学する場合には、煩雑な手続きを省略できます。留学先としても信頼できる大学です。
 自ら留学をしない人も、中国と韓国からの留学生と一緒に学べる機会を得られます。
大連市・長春市と慶州市の位置
威徳大学
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大連大学
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吉林外国語大学(旧吉林華橋外国語学院)
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H30年度交換留学生として吉林外国語大学に派遣された が届きました!!                                      (2019/6)
平成30年度 吉林外国語大学への交換派遣留学生 N.A

 私は吉林外国語大学への2018年度交換留学生として約一年間中国に留学しました。岐阜市立女子短期大学に入学する前は中国にはそれほど興味もなく、むしろ少し偏見を持っていたと思います。しかし、入学後に中国語の授業や中国人の留学生と友達になることを通じて自分の中で中国への関心が湧くようになり、中国への留学を決めました。  
 私の中国での生活は驚きとハプニングの連続でした。留学のスタートは、出発初日の飛行機の大幅な遅延からでした。中国語の授業のクラスは試験の結果によって割り振られたのですが、それでも実際に授業に臨むと全く中国語が聞き取れませんでした。しかし中国では先生と学生の距離がとても近く、発言や質問がかなり気軽にできました。そのおかげで私はかなり早く中国での授業環境になれることができました。  
 学生寮の部屋はホテルのようにきれいでオートロック式でした。ルームメイトは私と同じく本学からの交換留学生だったので、部屋の管理等は二人で話し合って決めていました。しかし寮内にはいろいろな国の人がいるので、希望すれば他の国の人と暮らすこともできるとのことです。私の部屋は両側も前の部屋も韓国人の学生が住んでいたので、部屋にいるときは中国語より韓国語が耳に入ってくるような生活でした。  
 私は日本語コーナーという日本語を学ぶ目的の中国人が集まる会に参加して中国人の友達をたくさん作りました。中国人の参加者の大部分は日本のアニメなどで日本語を勉強していました。実際に中国人の友達と交流して一番驚いたのは、女子学生は私が思っていたより、もの静かでとても勉強熱心であり、男子学生はとてもレディーファーストであったことでした。このことを知って私の中国に対するイメージはかなり変わりました。夏休みには中国人の友達と中国国内を旅行し、その友人たちが来日したときには、日本でも一緒に時間を過ごしました。日本人とはまた違った個性的な友達ばかりで、とても楽しく毎日を送っていました。その他にも先生や食堂のおばさん、私の携帯電話を何度も直してくれた修理屋さんなど、大学の中にいる人は皆とても親切で、とても快適に一年を過ごすことができました。  
 後期になると授業にもだいぶついていけるようになり、私は自分のレベルより少し高い上級クラスに入りました。そのおかげでハイレベルな授業を受けることができ、本当に貴重な経験をしているのだと、日々思っていました。  
 私はこの留学で「偏見」について強く考えるようになりました。日本人が無意識に抱いてしまう中国人へのイメージ、その多くはあまりいいものとはいえないのではないでしょうか。しかし実際に中国へ行ってみると、それまで思っていたのとは全く違う国、人々であることがわかりました。特に若者は自分の国の問題やこれからの将来をしっかりと考えている人が多いと感じました。帰国した今、自分はこの経験を活かして、私の見てきた実際の中国を日本の人々に伝えていきたいと考えています。
H28年度交換留学生として吉林華橋外語学院に派遣された が届きました!!                                      (2017/4)
平成28年度吉林華橋外国語学院(現吉林外国語大学)への交換留学生 N.K

 私は交換留学生として、中国吉林省にある吉林華僑外国語学院で一年間過ごしました。吉林省に着いたとき日本語学科の学生が出迎えてくれて、とてもホットしたのを覚えています。宿舎は想像していたよりも大きくて、ベッド、冷蔵庫、そして気になっていたトイレも部屋に備え付けられていて清潔でした。大学はとても広く、最初の頃は気軽に散歩にも行けませんでした。
 吉林華橋外国語学院での中国語の授業が始まる前に、クラス分けのためのテストがありました。最初は中国人の先生たちが話すのについていけず、英語も使ってようやく理解できる状態でした。留学に行く前にもっと中国語を勉強しておけばよかったと思い、改めて発音の大切さを痛感しました。留学して一番良かったと思うことは、単語の正しい発音が身いたことです。授業では発音を間違えるとすぐに直してくれました。また日本人が苦手な発音を個人的に教えてもらうこともでき、私の発音も徐々に中国人に通じるようになりました。夏休みには中国人の友達と北京や上海に行き、中国文化を体験しました。方言も少しずつ感じ取れるようになり、「この人は南方の出身だな」などと推測して、会話をするにも余裕がでてきました。 半年も経つと先生の言うジョークにも笑えるようになり、とても嬉しかったです。クラスには韓国人、ロシア人、イタリア人など様々な国の人がいて、中国語で会話し、一緒に遊びに出かけたり歌を歌ったりしました。普段から漢字に慣れている私たちでさえも辞書が手放せないのに、欧米の学生たちは私たちよりも漢字に詳しく、漢字にとても関心を持っているようでした。そのような人々を近くで見て、私も努力しなければと頑張る力が湧きました。
 中国での一年間は、とても幸せな時間だったと思います。さまざまな国からの留学生と中国語を通じて友人になり、さらに優しい先生方と日本が大好きな中国の友人達が私たちを温かく包んでくれました。そして何より、留学に行かせてくれた家族に感謝しています。
H28年度交換留学生として威徳大学に派遣された が届きました!!                                      (2017/2)
平成28年度 威徳大学への交換留学生 U.R

 平成28年3月から1年間威徳大学へ交換留学生として留学しました。
 私は、小学生のころからハングルとそれを使う文化に興味があり、岐阜市立女子短期大学国際文化学科に入学する前から少し勉強していました。高校時代から仲の良い韓国人の友人と文化を理解し韓国語でスムーズに話したいと思い、留学を決意しました。留学に際して3つの目標を掲げました。その一つは、「現地の人がよく行くところに、誰の助けも借りずに行ってみる」です。学校が休みの日には様々な場所へ行きました。20箇所ほど巡りましたが、地域が違うと人の印象も変わったり食べるものも少しずつ違ったりしました。韓国内を巡ってみて一番感じたことは、人の優しさと、インターネットの便利さです。ほとんどのものがインターネットや電話で注文をすれば、どこに居てもすぐに配達されるし、何かを予約する際にも迅速にできました。また韓国の人は、私が困っているときには、親身になって話を聞いてくれました。日本人特有の奥ゆかしさとは正反対のような性格で、包み隠さずストレートに言ってくれます。地域により少しずつ人の性格も違うので、各地方の友達と連絡し合うことが楽しみでもありました。 私が出会った友人たちは、初対面のときにはもの静かであっても、話が弾み仲良くなると、隠すことなく何でも話し、話せるという人ばかりでした。私自身が積極的には話さないほうですが、その友人と会うと時間が足りないくらい話が弾みます。人の意見を尊重しつつ客観的に物事をとらえている友人が多かったこともあり、普段では話せないような文化の話を時々言い合います。 普段でも人との出会いは数えきれないくらいありますが、継続して連絡し合うことは難しいものです。
 交換留学を通して学んだことは沢山ありますが、人との縁の大切さと、常に挑戦していくことの大切さにあらためて気付かされ、私の人生の貴重な経験になりました。
平成28年度 威徳大学への交換留学生 T.M

 私は、威徳大学での交換留学を通じて大きく成長できたと思います。
 高校生の時に韓国に行ったことがきっかけで、少しずつ韓国語の勉強を始め、韓国に留学したいと思っていました。本格的に学び始めたのは国際文化学科に入学してからで、韓国に行ってすぐの頃は、韓国語はほとんど聞き取れず話せずという状態でした。そんな私でしたが、実際に韓国で生活し韓国語を使うことで、韓国人とコミュニケーションをとったり、韓国語で文章を書いたりすることができるようになりました。
  威徳大学では、午前中は大学内の国際交流院という施設でベトナム人と一緒に韓国語を勉強し、午後は韓国人の学生と一緒に大学の授業を受けました。最初の頃は韓国語の力が足りず、授業もほとんど理解できず、ついていくことがやっとでした。しかし、韓国語を学ぶにつれて授業が少しずつ理解できるようになっていることが日々実感でき、それがまた頑張ろうという気持ちになりました。
 私は、昔から消極的で失敗を恐れてしまうため、留学してすぐには、なかなか韓国語で話しかけられませんでしたが、それでは留学した意味がないと思い、わからないことは先生や学生に質問したり、学校が終わってからも毎日勉強したりしました。
 威徳大学では日本言語文化学科の学生と大学の行事に参加したりもしました。また、大学の授業以外にも慶州市や浦項市の人たちに日本語を教えたり、他校の学生とお互いの言語を教え合う勉強会をしたり、国内旅行をしたりもしました。
 日本を離れて生活することは私にとって簡単なことではありませんでした。大変なことも多々ありましたが、韓国で出会った人たちは本当に優しく、助けてもらいながら1年間楽しく過ごすことができ、大切な出会いと貴重な経験を得ました。1年間は本当にあっという間でしたが、大変内容の濃い1年でした。そして1年間海外で生活できたことや、語学力が向上したことで自分に自信が持てるようになったと思います。
 韓国で出会った人たちはもちろん、留学を応援してくれた家族や友人、地域の皆さんに感謝しています。

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岐阜市立女子短期大学国際文化学科

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