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岐阜市立女子短期大学

〒501-0192 岐阜市一日市場北町7-1

国際交流について

アメリカで生きた英語を身につけよう

 夏休みの2週間、カリフォルニア州立大学サンマルコス校において、「海外英語演習」(選択科目)を実施しています。信頼できるアメリカの家庭にホームステイをしながら、さまざまな授業をとおして英語力を強化したり、アメリカの文化について学んだりします。キャンパスでアメリカの学生と交流したり、ディズニーランドを訪れたりなど、楽しいイベントも盛りだくさんのプログラムになっています。
 本演習は、毎年教員とスタッフが同行し、学生をバックアップしています。このプログラムで刺激を受け、短大での勉学意欲をさらに高めたり、4年制大学への3年次編入や、長期の留学を目指したりする学生も少なくありません。

留学体験記



カリフォルニア州立大学サンマルコス校について

 カリフォルニア州立大学20校の総合大学の1つで、サンディエゴの北方(車で約40分程度)に所在します。 創立は1989年、キャンパス面積364エーカー、学生数6000人、教授陣と学生の比率は1:18で、カリフォルニアを代表する大学の一つです。 

カリフォルニア州立大学サンマルコス校キャンパス
カリフォルニア州立大学サンマルコス校HPリンク



海外英語演習の様子
授業風景 授業風景
キャンパスの写真 キャンパスの写真
ディズニーランドの写真 ホストファミリーの写真
ホストファミリーの写真 ホストファミリーの写真



海外英語演習体験記(カリフォルニア州立大学サンマルコス校)

初めてのアメリカ・カリフォルニア

2006年度参加学生 英語英文学科1年 I.I

アメリカ研修の16日間は本当に充実していました。この研修は私にとってとてもいい経験になったとおもいます。

中でも一番心に残っているのは、ホストファミリーと過ごした時間です。私のホストファミリーは、お父さん、お母さん、娘のソフィア、娘の友達のターナの4人でした。私にとって3度目のホームステイです。しかも今回は、一家庭に日本人学生二人ということもあって、緊張はほとんどありませんでした。ホストファミリーはとても優しく、本当の家族のように接して下さいました。ショッピングモールに行ったり、休日にはビバリーヒルズやサンタモニカ、サンディエゴ動物園などの観光地にも連れて行っていただきました。とても楽しかったです。

過去2回のホームステイと比べて自分が成長したと思う部分は、英語で会話することに不安を持たなくなったことです。文法や単語が分からないからといって消極的になることなく、なんとか伝えようとすることができるようになりました。

また、3回のホームステイを経験して毎回感じるのは、自分の英語力の低さです。今回も理解できなかったり、伝わらないことが何度かあり、とても悔しい思いをしました。そして、自分が典型的な日本人であることも強く感じました。外国で生活してみると、自分が自己表現を苦手としていることや、積極性に欠けていることをとても感じます。

次に、アメリカの大学は日本の大学と多くの点で異なっており、驚きの連続でした。

特に日本の大学と異なっていたのは、学生の授業に参加する姿勢です。アメリカの学生たちはとても積極的で、受身の姿勢で授業を受ける日本の学生とは大きく違っていました。先生の問いかけに対しては多くの生徒が答え、質問があればさっと手を挙げる…授業というより討論会のようにも見えました。

もう一つ私が驚いたことは、アメリカの大学生の多くが、具体的な夢を持って勉強しているということです。研修の中で、アメリカの学生たちと交流する機会が多くありました。その時よく質問されたのが、私の将来の夢は何かということです。「大学を卒業したら何になりたい?」と聞かれて、私は、はっきりと答えることができませんでした。私の友達の中にも、私と同じように答えられない子は多くいましたから、これが普通だと思っていました。しかし、同じ質問をアメリカの学生に聞き返すと、多くの学生が、「日本語を勉強して日本の企業で働きたい。」「歴史を勉強して博物館で働きたい。」と、迷うことなく答えたのです。私は、驚くと同時に焦りを覚えました。

 英語を使い、アメリカの文化に触れながら生活することで、本当に多くのことを経験し、学ぶことができました。また、良いホストファミリーに出会い、アメリカで良い友達をつくることもできました。この出会いを大切にして、手紙やEメールを絶やさないようにしたいと思います。アメリカでの経験を糧としてさらに英語の勉強に励み、またいつかアメリカに行きたいです。

ホストファミリーの写真 サンタ・モニカの写真 サンタ・モニカの写真
Host Family Santa Monica Santa Monica


 
カナダ バンクーバー留学体験記



2016年度留学学生 英語英文学科2年 S.O.

留学の決めて

本学の英語英文学科には「海外英語演習」(夏季休暇中の語学演習)があります。2週間という短期間でしたが、私は、家族と離れ異国で暮らすということ、自分の伝えたいことがスムーズに伝わらないもどかしさなど、たくさんの新しい体験をしました。この海外英語演習のおかげで長期留学のビジョンがより鮮明になり、海外で挑戦してみたいという気持ちが大きくなりました。そして1年生を終えた後、1年間長期留学することを決断しました。

留学先での生活

私は9か月間カナダのバンクーバーに留学していました。語学学校では様々な国の友達や素敵な先生方に出会うことができました。しかし、ただ語学学校へ通うだけではあまり現地のカナダ人と交流する機会がなかったので、自分の趣味を活かし地元のバドミントンサークルに入ったり、ネイティブスピーカーと1対1で話すことのできる施設を利用しました。様々な人との出会いを自分から求めていくことが、私の英語力アップに繋がったと感じています。そして留学先では、ひと回り年齢が違う方や社会人を経験してきた方など、日本で学生生活をしているだけでは出会えなかった境遇の方々とも出会うことができました。私よりもはるかに様々な経験をしてきている方々からのアドバイスは就職活動をする際にとても役に立ちました。私は旅行会社に就職することが決まり、海外視察や関係機関とのやりとりの際に英語を使う予定です。留学経験を通して培った英語力を自分の強みとして仕事ができたらいいなと思っています。

アドバイス

長期留学をしたからといって、すぐに英語が話せるようにはなるわけではありません。私の1番の後悔は、自分の殻を破るのに時間がかかったことです。自分の英語力に自信がなくても、失敗を恐れないでとにかく英語を話してください。知っているのとできるのでは違います。たとえ文法や英単語を知っていても、実践しない人は上手く話せません。何でも実践あるのみです。ぜひ、自分の可能性を信じ、自分の殻を破り、留学できる環境に感謝して、英語を身につけていってほしいです。



 
カリフォルニア州 サンディエゴ 留学体験記


2013年度留学学生 英語英文学科2年 A.K.

私はアメリカのカリフォルニア州、サンディエゴに9ヵ月間留学をしていました。岐女短の1年生と2年生の間に休学をし、その期間をこの留学に費やしました。私は英語が大好きで、岐女短への入学を決めた理由は英語圏の国へ留学をするためでもありました。留学によって夢が叶ったことを嬉しく思います。岐女短の英語英文学科では、1年生の夏休みに、カリフォルニアのサンマルコスへ短期留学できる機会があります。この旅への参加が、私にとって留学の目的をはっきりさせるものとなり、後に私はたくさんの感動を与えてくれたこの地で、より長い期間を通して学びたいと思い、今回の長期滞在をこの地で過ごすことを決めました。

留学中は、すべてが新鮮で好奇心旺盛な私は毎日が1日じゃ足りないほど充実した生活を送っていました。留学開始直後は、まず土地や文化に慣れようと思い、ホストファミリーと一緒に生活をしていました。1カ月も彼らと生活を共にすると、自分も家族の一員なのだという感覚がはっきりしてきます。毎日の家事を手伝ったり、毎週一緒に教会へ足を運んだり、同じことを繰り返す中でよい面も悪い面も見えてきます。短期留学では、自分の文化と違うことは全て“新鮮”という言葉でまとめられがちですが、長期留学では文化の違いに対する好き、嫌い、という自分の感じ方がはっきりすると思います。

私がアメリカの大学生と生活を共にして一番感じたことは、彼らはONとOFFのスイッチが日本人よりはっきりしているということです。平日は学校中心の生活であまり遊び歩きませんが、週末は毎週のようにパーティーがあって、そこでは同世代の友達がたくさんできました。同世代の友達は、教科書や学校で教わるようなことではなく、彼らの中で本当に流行っている言葉や食べ物や地元の攻略情報など、私たち留学生が“本当に知りたいこと”を教えてくれます。学校もプライベートも彼らとの関わりを通してとても充実していました。始めは大きかった言葉の壁も、時間はかかりますが、だんだん解消されていくことが実感できるのも長期留学をするメリットだと思います。留学体験はこれからの自信につながります。

私が留学を終え復学してから感じたことは、明らかなモチベーションの違いです。2年生になり進路を考えるにあたり、就職にしても編入にしても、留学を終え困難を乗り越えられたという自信と、もっとたくさんのことを経験したいという意欲のおかげで進路に向かって積極的に動けていると思います。2年生というこの大事な時期を、高いモチベーションで迎えられていることを嬉しく思います。1年生を修了してからというタイミングで留学をするということを、私はおすすめします。この留学は私にとって、自分の将来に真摯に向き合えるキッカケを与えてくれたかけがえのない経験になりました。