データ駆動科学教育研究センター

センター概要

 現代は、様々な社会的課題が山積しています。少子高齢化やコミュニティの縮小といった課題も、地域の大きな課題の1つです。一方で、それらの課題に対して、容易に収集ができるビッグデータを分析、活用することで解決の糸口に繋がる時代でもあります。

 そこで本センターは、データ駆動科学を「データを収集・分析し、その結果に基づいて問題を解決する科学的手法」と定義し、データを活用した科学教育に関する教育研究、情報社会に対応する人材育成に関わる教育研究を中心に行います。その成果を教育現場や企業、社会に還元し、発展に貢献することを目指します。

 次代を担う学生のデータリテラシーの向上はもちろんのこと、高等教育機関、研究機関、企業、社会との連携を通じて、データ駆動型の科学教育を推進していきます。

教育プログラムの設置

数理・データサイエンス・AI教育プログラムの設置

 2023年度以降の入学生に対し、数理・データサイエンス・AI教育プログラムとして、必須授業科目「データサイエンス概論」および「情報・統計処理」を全学科の学生に提供することで、データサイエンス、データリテラシーに関わる知識の定着を目指します。また、選択授業科目「AIプログラミング基礎」で発展的な内容を学ぶことを通して応用基礎力を2年間で習得することができます。

※この他、産学官(産業、学術、行政)連携の促進・国際的な視野に基づいた教育・研究にも力を注ぎます。

 

学術交流協定

プリンスオブソンクラー大学人文社会学部(タイ王国)との協定

 令和5年9月22日、本学データ駆動科学教育研究センター(DSセンター)は、タイ王国のプリンスオブソンクラー大学人文社会学部との間で、両大学の教育・研究上の協力と学術交流の推進及び国際化を図るため、学術交流に関する協定を締結しました。

本協定の概要

 両大学は、協力関係の発展と強化に向けて、以下のプログラムを実施していくなど、教育・研究の諸活動を相互対等の基盤に立って推進していきます。

・教員及び研究者の交流

・学生の交流

・学術資料、刊行物及び情報等の交換

・共同研究・シンポジウムの実施

協定先について

【大学名】

 タイ王国・国立プリンスオブソンクラー大学(Prince of Songkla University)

【大学概要】

 プリンスオブソンクラー大学(以下、PSU)は、タイ南部で最初の総合大学として1967年に設立されました。同年、ラマ9世(当時の国王)は、最愛の父(官職名ソンクラーナカリン王子)を称え、プリンスオブソンクラー大学と命名しました。また、PSUは、タイに設置された9研究大学の一つに指定されています。

 人文社会学部は1974年に設置され、学生数は約3,200人、日本語専攻や地質学専攻、社会学専攻、情報管理専攻など17専攻を有し、言語科目から社会科学、情報科学などまで幅広く学習しています。