就職・進学の状況

 昨今の日本経済の停滞により、学生の就職環境は極めて厳しい状況ですが、長い伝統
と培った信用によりきわめて高い就職率を維持しています。 就職方面は、まず第一に学
校栄養士や市町村の栄養士をはじめ、病院栄養士、給食関係会社の栄養士など本学で
得た『栄養士免許』を活かして就職する道があ ります。次に本学で学んだ専門知識を活か
して食品メーカーや薬品メーカーなどで品質管理や研究開発のアシスタントの道もあります。
また専門分野にこだわら ず、幅広い様々な業種の一般事務として就職する道もあります。
その他、近年増加傾向にありますが、三重大学生物資源学部や岐阜大学農学部など近隣
の国立大 学に編入する者や提携している私立大学への3年次編入など進学の道も拓かれ
ています。
 本学では、クラス担任制をとっており、就職に対してはきめ細かい指導を行っています。
主な就職・進路先
栄養士 日本ゼネラルフーズ、エームサービス、日清医療食品、富士産業、岐阜給食センター、魚国総本社、トーカイフーズ、メーキュー、丸玉フーズ、岐阜中央病院、河村病院、佐藤外科、愛知県厚生連海南病院、こばと幼稚園、小林記念病院、八雲
食品会社
研究開発
アピ、明治製菓ファルマ、名古屋製酪、名糖産業、共和食品工業、岩田食品、小林薬品工業、シーシーアイ、岐阜セラック製造所、久世食品、中日本フード
その他 市町村職員事務職、兼職事務職、大垣共立銀行、十六銀行、JR東海、中部電力、JA岐阜、トヨタ、全国信用共同組合連合会、共立コンピューターサービス、イマオコーポレーション、MTK、九重化成
進学 岐阜大学、広島大学、岡山県立大学、神奈川県立保健福祉大学、埼玉県立大学、滋賀県立大学大学院、静岡県立大学、東海学院大学、名古屋製菓専門学校

卒業生の声


生活協同組合勤務 Y.O.さん(2002年卒業)

 岐女短を卒業して、現在は企業の社員食堂で管理栄養士として働いています。
 食堂では、−度にたくさんの食事を提供しており、周りの多くのスタッフに助けられながら、毎日忙しく仕事に励んでいます。 私が岐女短を選んだのは、「栄養士になりたい」という思いがあったからです。また、その思いを叶えられる環境が整っているからでした。
 短大の2年は、あっという間でしたが、中身の濃い、充実した時間を過ごせたと思います。一生の付き合いになるであろう、親友にも出会えました。たくさんの実験や実習を行い、その成果をグループで発表するなど、一人では経験出来ない事もたくさんありました。実習や発表の体験は、今の仕事でも、とても役に立っています。
 栄養士の活躍の場は、たくさんあります。病院・学校・企業など、色々な分野で岐女短の卒業生が活躍しています。
 短大の2年は、様々な人に出会い、色々なことを学び、沢山のことを吸収できる−番良い時期です。これから先の人生においても、短大の2年間は、大きな意味を持つはずです。是非、岐女短で、同じ思いを持った仲間と、充実した2年間を過ごしてください。


病院勤務 M.Y.さん
(2007年卒業)

 私は岐女短を卒業し、製造会社で2年間勤務後、病院の栄養士として働いています。
「入院生活や治療の苦痛を少しでも和らげられる栄養士になりたい。」という夢を招き、入学しました。しかし、卒業当時は実家の自営業が人手不足で、休日に手伝いができる一般事務職を選びました。就職して2年が経つ頃、実家も落ち着きました。心のどこかで「栄養士になりたい。」と思っていたので、夢を諦めたくない一心で退職しました。その意思を伝えに岐女短に行った時、偶然にも病院の求人募集があると、先生が対応してくださった結果、5日間で新しい就職先が決まりました。それが岐阜中央病院です。私も信じられなかったのですが、卒業生にも在学時と変わらない愛情で接してくださったおかげと心から感謝しています。現在は、実務経験を3年積んで、将来、管理栄養士免許を取得するために日々頑張っています。
 短大生活は人生において今に繋がる大切なものを得たかけがえのない2年間でした。授業は、生理学や基礎栄養学など難しい分野も多いです。しかし、分からない時は納得いくまで説明してくださるので安心して授業を受けることができ ます。そして、何より大切な友達に出逢えたことが一番の思い出です。実験や実習では、助け合い、授業で分からないことは教え合い、休み時間になれば、お腹が痛くなるくらい笑って楽しみました。私のクラスは、卒業して5年目になる今も、仲間同士で集まり、近況報告をして、良い関係が続いています。栄養士の道に進んだ人、全く違う分野で働く人、転職した人、いろんな人がいるのでお互い刺激しあえます。 食べることは毎日欠かせないことです。何気なく食べていた食品に意外な発見があって楽しいですし、学んで直ぐに生活に行かせるとても貴重な分野だと思います。少しでも多くの方に岐女短で「食」について楽しく学び、素敵な2年間を過ごしてもらいたいと思います。