学長挨拶

新学長1 岐阜市立女子短期大学は、教育目標として 「女子に対して幅広く深い教養及び総合的な判断力を養成する」 ことを掲げています。同時に 「専門的な知識と技能を授け、有為な社会生活を営み、かつ地域社会の発展に貢献する人材を養成することを目的」 としています。

 

現在、21世紀もすでに15年目を迎えています。20世紀後半以降、急激に進んだ金融、経済の国際化や通信情報技術を始めとする科学技術の圧倒的な発展によって、世界は急速に変化をとげ、 「グローバル化」 したと言われています。

私たち、特にこれから世界に羽ばたこうとする若い世代のみなさんにとって、切実に必要とされているものは、そんな世界の中で私たちが生き生きと輝き、活動し、未来を創造してゆくための核となる 「ちから」 です。
「教養」 は、「古めかしい」 ものでも 「自己完結」 したものでもありません。
古典は確かに古い時代から今日まで生き延び、人々に力を与え続けてきたものですから、カビの生えた過去のものではありません。私たちに 「ちから」 を与え、思考の基盤となってくれるものです。また一方で私たちが不断にそこに新しい息吹を与え、現代に再生させてゆくものでもありますから、優れて現代的な 「教養」 なのです。
一方我々を取り巻く世界は、科学技術の進歩により、めまぐるしく変化し、新しい姿を突き付けています。私たちが見渡す世界も大きくそして新しく広がっています。こうした世界を理解するちからには、当然科学技術を理解するちから、 「教養」 も含まれなければなりません。
私たちは常に私たちとは異なった他者と向かい合った世界の中で生活を営んでいます。世界を理解し、そこで活動をするためには、他者を、世界を理解することが必要となります。 「異文化理解」 という言葉が頻繁に語られるのは、私たちが自己完結的に存在しているのではなく、他者と向かい合った世界を前提にしているからです。言うまでもないことですが、他者を理解することは、同時に自分を深く理解し行動することにほかなりません。
本学の教育目標として 「幅広く深い教養」 を掲げているのは、こうした理由からです。世界、他者への深い理解なしに、そこで活動するための自分自身の 「総合的な判断力」 も生み出すことができません。

 

社会で活躍するためには、また専門性も必要とされます。自分が位置する場所で活躍をするには、その場所が要求する 「専門的な知識と技術」 が必須だからです。本学には特色ある4つの学科が設けられています。そこではそれぞれの分野での専門的な知識と技術が、身につけられるよう工夫されています。幅広く、基盤となる深い教養と、高く切り立った専門とが交差するところに、魅力的で輝く人間が生まれます。みなさんの夢や関心を、本学で実現をしていただきたいと願っています。

 

 

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