生活デザイン学科ヴィジュアル専修が官学共同事業として取り組んだキャラクターデザインが実用化されました。

2021.02.25
トピックス研究・教育地域貢献 生活デザイン学科

生活デザイン学科ヴィジュアル専修では、岐阜市地域保健課との官学共同体制のもと、若年層の自殺率低下を目指す取り組みとして「岐阜市オリジナルの自殺対策啓発キャラクター」のデザイン提案に取り組みました。
学生諸氏による計25作品の提案を行った結果、下記作品の実用化が決定しました。

●岐阜市自殺対策啓発キャラクター「音音(ねね)と言(こと)」

 

[キャラクターデザインのコンセプト]
相談者が話してくれるようなキャラクターづくりに心がけた。
うさぎは耳が大きく、小さな音でも聞き取れる。そのうさぎが2匹になるとどんな小さな音でも聞くことができる。音音は真剣に相談を聞き、言はその相談に相づちをうつ。2匹は相談者と向き合うことで一緒に悩みを共有する。そのため、マフラーをシェアしている。ハートの髪飾りは相談者と心をシェアしたくてつけている。
悩みを話してほしいという願いを込めて、手を広げ、マフラーで包み込んでくれるポーズを描いた。2匹の模様が違うのは、どんな相談でも聞くという決意が込められている。
線を太く描くことで、はかなげな感じではなく、強く存在している様子と心を強く持ってほしいという意味を込めた。
(デザイン制作:ヴィジュアル専修2年 佐野 陽菜)

 

本キャラクターは、3月より市の関係機関の相談窓口等にて配布される啓発カードとカードホルダーなどに使用される予定です。
なお、本事業は生活デザイン学科ヴィジュアル専修の1年次後期演習科目「イラストレーションⅡ」の授業課題として実施し、地域貢献を通じた実践的デザイン教育の一環として取り組まれたものです。

※授業画像

授業の様子

[本事業に関する問い合わせ]
岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科     准教授 小川 直茂